Google Analytics認定試験の勉強方法と取得した感想

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Google Analyticsをデータ分析に利用している方は多いと思いますが、実際に“使いこなせる”レベルに活用できている方は少ないのではないでしょうか?

アナリティクスは機能が豊富で、色々とコンテンツを試していくことで、有効な分析データを得ることができます。

その分析の理解につながる一つの方法として、Google Analytics個人認定資格(GAIQ)というGoogle公式の認定資格があります。

先日、このGoogleアナリティクス個人認定資格の資格試験に合格したので、僕が行った試験対策や実際に資格取得後の感想について書こうと思います。

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)とは

Google Analytics個人認定資格の概要

Googleアナリティクス個人認定資格は、Google アドワーズ認定試験と同様にグーグルが行っている認定資格試験です。

Google アナリティクス IQ のよくある質問によると、

Google アナリティクス個人認定資格は Google アナリティクスの習熟度を認定する資格で、Google アナリティクス IQ 試験に合格した個人に付与されます。

そして、

Googleアナリティクスは初心者にも使いやすいのが特長ですが、さらに深い知識を持つユーザーが使用すれば、非常に強力なツールとなります。組織内でも社外の顧客に対しても、Google アナリティクスの能力を最大限に引き出せるのが認定ユーザーです。

とあります。

最近まで日本語に対応しておらず、英語での受験でしたのでなかなかハードルが高い試験でしが、2014年10月に日本語にも対応し、徐々に国内でも浸透しつつあります。

アナリティクスについてもっと勉強したかったこともあり、とりあえず受けてて損はないだろうと思い、受験しました。

認定資格試験の内容

試験内容については、Google Partners ヘルプに記載があります。

Google アナリティクス個人認定資格(IQ)について – Google Partners ヘルプ

試験のポイントとしては、

  • 試験時間は90分
  • 無料で受けられる
  • 合格基準は80%(70問なので56問正解で合格)
  • 不合格でも7日後に再受験可(再受験も無料)
  • PCとネット環境があれば、いつどこからでも受験可能

試験時間90分で70問を解かないといけないので、1問にかけられる時間は1分程度です。
また、一度解答すると、前の問題に戻れないので、後で見直しができません。

限られた時間の中で、迅速かつ適切に問題を解いていくことが重要となります。

試験を受けるにあたって

アナリティクスを普段使っている方が絶対に有利です。
僕の場合は、通常の業務でアナリティクスをいじってますが、カスタムなど特段難しいことはしておらず、一般的な利用のみでしたので、普段アナリティクスを操作しているのであれば、全く問題ないと思います。

まだアナリティクスを使ったことがないという場合は、まず自分のサイトでアナリティクスを開始してみて、色々いじってみてからの方がいいと思います。
仕組みなどの理論部分も結構あるので、使ったことがなくても勉強できるといえばできるのですが、普段使っている方がスムーズに理解できますし、勉強した後、取り入れてすぐに実践できます。

アナリティクスを設定できる自分のサイトを持っていないという場合は、ブログでもいいので、まずは何かサイトを立ち上げて、タグを設置して、アナリティクスを導入してみてください。

受験方法

Google Partnersプログラムへ登録が必要

受験するためには、まずGoogle Partnersプログラムへの登録が必要となります。
Google Partners

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登録手順につきましては、下記のサイトが参考になります。
Google パートナー プログラム:管理者以外の個人登録手順

個人での登録の場合は、上記の手順で登録ができます。

試験対策ツール

僕は試験対策の勉強方法として、次の3つを利用しました。

Analytics Academy(レッスン動画)

Googleが提供している「Analytics Academy(アナリティクス アカデミー)」というアナリティクス学習サイトがあります。

Analytics Academyには、試験内容がユニットカテゴリごとに分けられ、レッスン動画が用意されています。
試験勉強として、レッスン動画を見るのが一番とっつきやすく、理解しやすいと思います。

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ただ、問題はAnalytics Academyが日本語対応しておらず、レッスン動画も英語であること。

その為、英語が苦手な方は若干とっつきにくいかもしれません。
試験自体は日本語対応となりましたが、まだ学習教材は日本語対応が遅れていますね。

ただし、このレッスン動画には「日本語字幕」を表示させることができます。
僕は話してる英語は部分的にしかわかりませんでしたが、日本語字幕があるので特に問題はありませんでした。

日本語字幕の表示方法

注意が必要なのが、おそらくデフォルト設定のままで再生すると、日本語字幕が表示されません。
僕も最初再生したとき、「英語だけじゃん!!」ってなりました。

日本語字幕を表示させるには、YOUTUBEの動画画面右下にある「設定(Settings)」をクリックし、字幕(またはSubtitles/cc)の項目で、「日本語」を選択してください。
これで日本語字幕が表示できます。

もしこれでも字幕が出ない場合は、「設定(Settings)」の左隣にある「cc」をクリックして字幕をオンにすればOKです。

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Activity(練習問題)

Analytics Academyの各ユニットカテゴリで、レッスン動画の下に「Activity」という、いわゆる“練習問題”があります。

Activityには試験に直結しそうな重要問題が多数あります。
問題なのは、内容がやはり全て英語なので、英語が苦手な場合は少しハードルが高いかもしれません。。

英語が苦手な場合は拡張機能「Google 翻訳」がオススメ

そんな時は、Chromeブラウザの拡張機能「Google翻訳」などの翻訳ツールを使えば、わからない部分の英文を選択するとすぐに翻訳してくれ、ある程度の意味はわかるので、それで進めていけばいいと思います。

しかし、それがどうしても難しい場合は、レッスン動画をしっかり理解すればカバーできると思います。

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学習ガイド

3つめは、アナリティクスヘルプ内にある「Google アナリティクスIQ 学習ガイド」です。

こちらは日本語で記載されていますので、Analytics Academyを視聴した後にわからない部分を重点的に読めばいいと思います。

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上記3つは、アナリティクス認定資格を勉強するにあたって、最も有効な学習ツールだと思います。
Google アナリティクス ヘルプでも、

どうすれば Google アナリティクスの認定資格が得られますか?

Google アナリティクス IQ 試験に合格すれば認定されます。
それには、試験の前にアナリティクス アカデミーのデジタル解析の基本とプラットフォームの原理の 2 つのコースのすべての資料をよく読むことをおすすめします。
または、学習ガイドでも、これらのコースの各レッスンの内容と資料リストをご確認いただけます。

とありますので、上記の学習ツールを活用するのが、合格への効率的な勉強方法でしょう。

僕の場合は、動画を視聴して、そのカテゴリの練習問題を解いて、動画と練習問題を一通り視聴してから、学習ガイドを読んでいきました。

資格取得者の試験対策を読む

これは試験を受けるにあたって、僕が最初にしたことです。

ネットで検索すれば、以前にアナリティクス試験を受験し、個人資格を取得された方のブログが見つかります。
それを読んで、どうすれば効率的に勉強できるかを調査しました。

と言っても、この試験自体受けてる人が少ないので、アドワーズに比べて掲載記事も少ないようには思います。
僕が読んで参考になったのは、下記のブログです。
個人が無料で受けれるGoogleAnalytics認定試験の勉強方法
試験の概要がわかりやすく書かれていて、とても参考になりました。

参考書は買うべきか?

参考書を利用すべきかどうかも勉強方法として考えられます。
僕の場合は、Googleの提供してくれている上記の学習ツールのみで受かりました。
なので、Googleの学習教材だけでも受かることはできると思います。

ですが、英語がどうしても苦手。学習ガイドが読みづら過ぎてわからない。という場合は、参考書で勉強するのも一つです。

僕もガイドを読みましたが、PC画面で見続けるのは結構しんどかったので、重要部分は印刷したり、ノートに適時メモ書きして読みました。
そういう点では、紙ベースで勉強した方が捗る人も多いと思うので、問題集も一つの手かもしれませんね。

僕は読んでないので、どれがオススメとかは言えないのですが、本屋やネットで見れば、試験対策用の問題集や参考書はたくさんあるので、全体を網羅してそうなものを一冊買えばいいと思います。

でも、ガイドでわからない用語があるとか、もっとわかりやすい説明が知りたいということであれば、ネットで検索すれば、わかりやすく解説してくれているサイトがたくさんありますので、それを読めば事足りると思います。

試験を受けるにあたっての注意点

PC環境を整える

試験の制限時間は90分で、一時停止はできません。
途中でPCを閉じたり、PCがフリーズしたりしてしまっても時間はカウントされます。
ですので、PCが途中でバグったりしないように、

  • 必要のないコンテンツは終了しておく
  • ブラウザのタグも必要なものだけにする

など、万全の体制で臨むことをおすすめします。

また、ネット環境が安定しないのも不安なので、ネット環境が快適なところがいいと思います。

受ける場所

PCとネット環境さえあれば、どこからでも受験は可能です。
受けるとしたら、自宅か社内という場合がほとんどだと思いますが、90分間の試験なので、試験時間中、誰にも邪魔されず、集中できる環境で受ける方がいいですね。
携帯のメールとかも気になってしまう方は、電源を切っておく等しておきましょう。

試験突破の一番の近道

とにかく試験を受けてみる

受験勉強のための学習ツールをご紹介しましたが、なんやかんや試験を一番効率的に合格するための勉強方法があります。

練習のための教材がほとんど英語で、アナリティクスヘルプはわかりづらいので、正直一番の近道は、

「とにかく試験を受けてみる」

ことです。

僕自身もアドワーズ試験については、基礎・検索広告・ディスプレイ広告を持っていて、全て勉強してから受験したので一回でパスしましたが、アナリティクスに関しては、試験内容がほぼ読めなかったので、とにかく一度受けてみました。

それで合格しなかったとしても、7日後には再受験できますし、費用も無料です。
そして、一度受験しさえすれば、どんな問題が出るのか、どれくらいの時間配分でやればいいのか、ほぼほぼわかりますので、受験した時に出た問題をメモしておいて、頻繁に出題される部分、自分が勉強してない部分を集中的にやればいいと思います。

特に、アナリティクスの仕組みについては、普段どれだけアナリティクスをいじっていたとしてもわからないので、理論の部分については、しっかりと知識を勉強した方がいいと思います。

資格を取得して良かったこと

実際に資格を取得して感じたメリットは大まかにいうと次の3つです。

アナリティクスの機能に詳しくなる

当然といえば当然ですが、アナリティクスの色々な機能や使い方に詳しくなれます。

もともと使いこなしている人であれば、「もう知ってるよ」っていうことが多いかもしれませんが、基本的なことから、ケースごとの分析方法、アナリティクスの仕組み等の理論的なことまで、幅広く知識を身に付けれらます。

基礎的なことで言えば、意外と知らない人が多い、「セッション時間」の測定の仕組み等についても知れます。
それに、APIの利用方法やPOS端末からの連携方法等の特殊なケースや、エンジニアとのチームでの役割分担・情報共有方法等も学べます。

このように、アナリティクスの機能だけではなく、アナリティクスに付随する業務やシステムについても学習内容に含まれていることも、勉強してて為になりました。

社内でちょっと優越感に浸れる

アナリティクス認定試験は試験が日本語化され、日本でも徐々に浸透しているものの、アドワーズやYahoo!プロモーション広告と比べ、試験を受けている人はまだ少ない状況です。
なので、資格を持っていると、ちょっと自慢できますw

実際、僕の働いている会社でも、アナリティクスの認定試験を受かっている人はいなかったので、「アナリティクスなら俺に任せろ!」的な雰囲気を醸し出せます(たぶん)。

おまけのメリット:英語の勉強になる

これは認定試験を合格したメリットというよりは、試験勉強中の副産物です。

グーグルが提供しているトレーニング動画は、本場アメリカで収録されたGoogleのJustin Cutroni氏が講義をしているものです。それを字幕で見ていくため、自然と英語をリスニングできます。

さらに、Activityはすべて英語なので、わからない単語は調べながら解いていけば、自然と単語や英文の理解につながります。

アナリティクスを勉強しながら、英語の勉強もできる、まさに一石二鳥ですね!w

そもそも勉強する価値はあるか?

実用面で取得する意義はある

仕事後のプライベートの時間を割いてでも、受験勉強すべきかどうかと問われれば、
日頃Webマーケティングに携わっている人であるならば、僕は受ける価値はあると思います。

アナリティクス認定は、アドワーズ認定試験とは異なり、認定バッジもなく、そこまで権威性はないかと思います。
ですが、実用性という面で、これまで知らなかったアナリティクスの便利な機能を知れ、デジタル分析に活かせることに関しては勉強になります。

例えば、試験の勉強の動画には、オススメのアナリティクスでの分析方法が紹介されており、動画を見ながら、即実践してみることもできます。

僕も勉強自体は苦痛ではなく、動画もユニットごとに数分単位でコンパクトにまとめられているので、楽しく勉強できました。

全てが網羅されているわけではない

アドワーズ試験も同じですが、全てのツールやノウハウが習得できるわけではありません。
ユーザー管理やアカウントの別アカウントへの紐づけ等の細かな設定などは範囲に含まれていません。
どちらかというと、用語や概念であったり、分析方法等がメインですね。

取得後にやった方がいいこと

上記でも書きましたように、アナリティクス認定試験は権威性や資格としての効力は現時点ではあまりありません。
ですが実用面では有効な学習機会ですので、実際に仕事や分析に活かしていってナンボ!な資格です。
そこで、僕が資格取得後にやっていることについてご紹介します。

習得したスキルをとにかく仕事で試す

試験で学んだ知識は、実際に活かしてナンボなので、とにかく普段の分析や運用に活かしていっています。
最初は手あたり次第に学んだツールを無理矢理使ってみたりして、色々遊んでみましたw
ですが、次第にそれが習慣化していくと、使い方も理解できるようになり、違和感なく分析ノウハウとして活用していけるようになりました。

とにかく色んなところをいじってみる

とにかく隅から隅まで万遍なくいじってみてます。
そうすることで、日々新たな発見があります。
これはアナリティクスだけに言えることではありませんが、こういう新たな発見をしていくことも、分析や運用の楽しいことだったりしますね。

ネットで情報収集を継続する

これが重要だと思ってます。アナリティクス認定試験を取得したとしても、アナリティクスのすべての使い方を習得できるわけではありません。
試験には出ないければ便利かつ有効な設定やツール、コンテンツは多数あります。

例えば、この前ネットで見て知った方法ですが、リファラスパムを自動的にはじく「ボットのフィルタリング」というものがあります。

Googleアナリティクスを長く使ってる人ほど知らないかもしれない5つの機能

お恥ずかしながら、この設定知らなくて、早速取り入れました。

試験ではこういう細かな設定や使い方は出題されませんし、試験教材でも語られませんので、実際にアナリティクスを分析ツールとして有効に活用するためには、日々情報収集を継続して、新たな知識を吸収していくことが大切だと思います。

まとめ

持ってても言うタイミングはなかなかない資格ですが、実用面からも持ってて損はないです。

それに、何か目標がないと、なかなか勉強をやろうと思っても手につかないですし、色々いじってみようとならないので、アナリティクスマスターになる登竜門として、受けてみていいのではないかと思います。

ですが、アナリティクスもどんどんグレードアップが進んでいますので、取得したとしても、情報収集は怠らず、良いものはどんどん取り入れて、日々の分析に活かしていくことが大切ですね。

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