【ホリエモン流】自分の仕事を好きになるたったひとつの方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
20150625010728

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく』は、元ライブドア社長である堀江貴文氏が出所後初となる著書です。

これまで語られることのなかった、自身の生い立ちや会社創業の話、そして逮捕にいたる経緯について、そして自身の仕事観について着飾ることなくシンプルに述べられています。

著書内にはビジネスマンや起業を志す人にとって非常に参考になる部分が多々ありますが、その中でも今回は堀江氏が語る「自分の仕事を好きになるたったひとつの方法」についてご紹介したいと思います。

仕事を好きになれば、人生が豊かになっていく

PAK77_sumahodetel20140823111801-thumb-815xauto-17748

多くのビジネスマンは、一日24時間のうちのほとんどの時間を「仕事」をすることに使っています。
だからこそ、その一日のうちの大部分を占める仕事が好きか嫌いかで、その日の充実度は大きく変わってきます。

仕事が好きになれないということは、一日のうちの大半を「嫌い」なことに費やしてしまっており、その毎日が積み重なり、1週間、1ヶ月、1年・・・と過ごしていけば、それは人生の大半を「好きになれない」ことに費やしてしまうことになります。

逆に、仕事を好きになることができれば、1日の大部分を好きなことをして楽しく過ごすことが出来、それを日々続けていくことで、人生の大半を「好き」なことをして過ごすことが出来るのです。

それでは、多くのビジネスマンがなぜ仕事を好きになれず、飲み会で会社の愚痴を言って過ごしてしまっているのでしょうか。

その理由について、堀江氏は次のように述べています。

答えは、はっきりしている。
多くのビジネスマンは、自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やす「時間」をお金に換えているのだ。
(中略)
仕事が忙しいとか、お金が足りないといった悩みは、表層的な問題に過ぎない。
人生が豊かになっていかない根本原因は、なによりも「時間」だ。
有限かつ貴重な時間を、無条件で差し出さざるを得ない状況。時間以外のリソースをなにも持ちえていない状況が、根本原因なのだ。(122ページ)

つまり、自分の貴重な「時間」を犠牲として対価を得ている状況が、自分自身を拘束し、プライベートを阻害するものとして嫌悪感を感じてしまう、という原因だと述べれています。

「それでは、自分の時間を差し出すサラリーマンをやめて、独立起業しないといけないのか?」と思われるかもしれませんが、現実的にはすべての人が独立起業出来るわけではありませんし、それをする必要があるわけでもありません。

自分の貴重な「時間」を提供している仕事だからこそ、「好き」になっていくことで、自分自身で自分の人生を豊かにすることが可能なのだと思います。

そして、仕事を好きになるための“ホリエモン流”の方法を堀江氏が紹介しています。

仕事を好きになるたった「ひとつ」の方法

人はなにかに「没頭」できたとき、その対象を好きになれる

6bd8e186cc223c805fee9cd3eb3732e3_m

堀江氏は「人はなにかに『没頭』することができたとき、その対象を好きになることができる」と主張されています。

  • スーパーマリオに没頭する人は、ゲームが好きになっていく
  • ギターに没頭する人は、音楽が好きになっていく
  • 読書に没頭する人は、本が好きになっていく
  • 営業に没頭する営業マンは、仕事が好きになっていく

このように、まずは自分の始めたものに「没頭」していくことで、その分野全体が好きになれます。

つまり、自分の仕事に「没頭」することが、自分の仕事を好きになる方法ということです。

「好きだから没頭する」のではなく、「没頭したから好きになる」

「没頭することが大切」とは言うものの、「好きでもないものを没頭なんかできない」と思ってしまいます。

そんな意見に対し、堀江氏は著書内で答えています。良い言葉なので、ここは本文からそのままご紹介します。

ここで大切なのは順番だ。
人は「仕事が好きだから、営業に没頭する」のではない。
順番は逆で、「営業に没頭したから、仕事が好きになる」のだ。
心の中に「好き」の感情が芽生えてくる前には、必ず「没頭」という忘我がある。
読書に夢中で電車を乗り過ごしたとか、気がつくと何時間も経っていたとか、いつの間にか朝を迎えていたとか、そういう無我夢中な体験だ。没頭しないままなにかを好きになるなど基本的にありえないし、没頭さえしてしまえばいつの間にか好きになっていく。(128ページ)

大切なのことは、「順番」をしっかりと理解すること。まずは、目の前の自分の仕事に没頭することから始めましょう。

ソーシャルゲームには没頭できるのに、仕事に没頭できない理由

GREEN_HO20140125-thumb-815xauto-16646

近年、ソーシャルゲームにはまる人は後を絶ちません。しかし、仕事に没頭できないビジネスマンでも、ソーシャルゲームやギャンブルにはすぐに没頭できるのはなぜでしょうか?

その答えは、それらが持つ「没頭させるメカニズム」にある、と堀江氏は述べています。

ゲームやソーシャルゲームは、プレイヤーに刺激や快感を与え、他者とバーチャル上でコミュニケーションが容易にとれます。
これは、脳科学的に見ても人をたやすく没頭させるメカニズムになっているのだそうです。

それに対し、仕事にはそうした「没頭させるメカニズム」が用意されていません。そのため、仕事においては、自分自身で「没頭させるメカニズム」をつくっていくことが大切になります。

没頭するための秘訣:「自分でルールをつくる」

d0749a71d946d1f81ff6b7f5367bf999_m

では、どうすれば没頭するメカニズムが用意されていない「仕事」に対し没頭することができるのか?

堀江氏は、没頭するためには「自分でルールをつくる」ことが重要だ、と受験勉強の例を挙げながら述べています。

僕は東大の英語対策にあたって、ひたすら英単語をマスターしていく道を選んだ。文法なんかは後回しにして、例文も含めて単語帳一冊を丸々暗記していった。もしもこれが英語教師から「この単語帳を全部暗記しろ」と命令されたものだったら、「冗談じゃねーよ」「そんなので受かるわけねーだろ」と反発していたと思う。
しかし、自分でつくったルール、自分で立てたプランだったら、納得感を持って取り組むことができるし、やらざるをえない。受動的な「やらされる勉強」ではなく、能動的な「やる勉強」になるのだ。

自分でルールをつくり、それに基づいて何かをするということは、能動的、主体的な行為となり、誰かに言われた強制的なものではないので、集中して行うことができる、とのこと。

仕事においては、自分がやりたいわけでもない仕事を上司から言われてしなければいけないケースは多々あります。
そんな時でも、誰かに言われたからやる、という受動的な対応ではなく、その仕事に自分ルールを設けて作業すれば、それは能動的な行動となり、没頭することが可能となります。

堀江氏も懲役で刑務所生活の時、退屈な単純労働を課せられていました。
しかし、そんな辛い労働の中でも、仕事に対して能動的に取り組むことを実践し、仕事に喜びを感じていたそうです。

その一例として挙げられているのが、紙袋をひたすら折っていく作業です。
一日50個をノルマとして課され、単純にこなしていくだけの仕事ですが、堀江氏は自分なりの創意工夫を凝らしながら、ノルマの1.5倍以上を折り、ペース向上を行いました。

仕事の喜びとは、こういうところから始まる。
もしもこれが、マニュアルどおりの折り方で50枚のノルマをこなすだけだったら、楽しいことなどひとつもなかっただろう。いわゆる「与えられた仕事」だ。
しかし、マニュアルどおりにこなすのではなく、もっとうまくできる方法はないかと自分の頭で考える。
仮説を立て、実践し、試行錯誤をくり返す。そんな能動的なプロセスの中で、与えられた仕事は「つくり出す仕事」に変わっていくのだ。
仕事とは、誰かに与えられるものではない。紙袋折りのような単純作業でさえ、自らの手でつくっていくものなのである。(126ページ)

やりがいとは「見つける」ものではなく、自らの手で「つくる」もの。堀江氏はこの主張を実践し、どんな仕事にも喜びを感じ、没頭できることを証明しています。

どんな仕事でも自分自身で考え、ルールをつくり、能動的に動けば、没頭し、仕事を好きになることが出来るのです。

ルールづくりのポイントは「遠くを見ないこと」

ELL75_shizenyutakatanayuuhodou-thumb-autox1000-15774

そして最後に、「ルール作りのポイントは、とにかく『遠くを見ないこと』に尽きる」、と述べられています。

人は、本質的に怠け者だ。長期的で大きな目標を掲げると、迷いや気のゆるみが生じて、うまく没頭できなくなる。
そこで、「今日という1日」にギリギリ達成可能なレベルの目標を掲げ、今日の目標に向かって猛ダッシュしていくのである。(130ページ)

目の前に具体的かつ実現可能な目標(ルール)を設定し、それを一日一日とコツコツ積み重ねていくことが大切だということを強調されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。著書を通して、堀江氏は「働くことの喜び」について述べられていました。
堀江氏は著書のあとがきを一言で締めくくられています。

「はたらこう。」

堀江氏の「仕事」に対する愛情を感じる一言です。

仕事を好きになることで、日々の生活は大きく変わってくるでしょう。
仕事に没頭すること。そのために能動的にルールをつくること。ぜひ実践してみてください。


ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年福岡県八女市生まれ。実業家。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。民間でのロケット開発を行うSNS株式会社ファウンダー。
東京大学在学中の1996年、23歳のときに、インターネット関連会社の有限会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)を起業。2000年、東証マザーズ上場。2004年から05年にかけて、近鉄バファローズやニッポン放送の買収、衆議院総選挙への立候補などといった世間を賑わせる行動で、一気に時代の寵児となる。既得権益者と徹底的に戦う姿が若者から支持を集め、『稼ぐが勝ち』(光文社)がベストセラーに。しかし2006年1月、33歳のときに、証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、懲役2年6カ月の実刑判決を下される。2011年6月に収監され、長野刑務所にて服役。介護衛生係としての仕事に励みつつ、メールマガジンなどで情報発信も続け、獄中で40歳の誕生日を迎える。2013年3月27日に仮釈放。本書が刊行される直後の11月10日0時に刑期を終了し、ふたたび自由の身となって、「ゼロ」からの新たなスタートを切る。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>