大企業とベンチャー企業で働いて気づいた2社の違い

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僕は現在、WebコンサルティングやWebマーケティング事業を行う、創業4年目、社員数30名規模のベンチャー企業で働いています。
しかし、そもそも大学卒業後は新卒として、メガバンクにて就職していました。

大企業と中小ベンチャー企業、両方で働いたことがある経験がある人は身近にあまりおらず、友人からもよく両社の違いを聞かれることがあります。

そこで、業種が異なると一概に言えないこともありますが、大手企業と中小ベンチャー企業、2社で働いた僕から見て、それぞれの企業の違い、それぞれのメリット・デメリットについて述べたいと思います。

もちろん、大企業、ベンチャー企業といっても、全ての企業が同様の特徴を持っているわけではありませんので、一括りにすることはできませんが、あくまで僕の働いた経験上で参考になればと思い、肌で感じた違いについて述べていきます。

1.教育環境

「将来起業したい!」
「自分で事業を始めたい」
「優良企業に勤めたい」

上記のような理由で、自分のビジネススキルを会社で身に付けたいと考えている人は多いでしょう。
もちろん、スキルを習得できるかどうかは、本人のやる気次第のところが大いにありますが、学べる環境があるかはノウハウの習得にとても重要な点です。

大企業は、教育制度が整っている
ベンチャー企業は、とにかく実践あるのみ

大企業では入社してから業務を行っていく上で学べる、教育体制がしっかりと整っています。

新入社員はまず入社研修をみっちりと受け、その後もことあるごとに研修制度が用意されています。
僕自身も新卒で入った大企業では、2ヶ月近くにわたって新人研修があり、業務内容から企業の歴史、お辞儀の作法や言葉遣い等の社会人マナー、名刺の渡し方に至るまで、みっちりと研修プログラムを受講しました。
さらに、勤務地に配属になった後も、定期的な研修と半年間のOJT研修もありました。
社会人1年目として、至れり尽くせりの教育を施してくれるという面では、大企業は非常に良い教育環境にあるといえるでしょう。

一方、ベンチャー企業には研修といえるようなものは、ほとんど皆無です。

入社当日から簡単な業務説明を受けた後は、即仕事が始まります。
仕事で使うツールの操作方法についても、その都度自分から先輩に聞くか、グーグル先生に相談して自力でなんとかするかしかありません。

営業訪問についても、大企業の場合は先輩と数か月にわたって同行し、しっかりと引継ぎなども行うケースが多いですが、ベンチャーの場合は、「じゃ、この案件よろしく」で任されることがほとんどです(笑)

つまり、大企業では自分は自発的に行動しなくても、業務で必要な知識やスキルの基本は、ベルトコンベヤー式に相手から受けることができます。

しかし、ベンチャーでは゛待ちの姿勢”ではいつまでたっても仕事が覚えられません。
とにかく自発的に動いて、なんとか自力で仕事を覚えていく。
この姿勢が非常に求められます。

大企業は、有能な上司や先輩が大勢いる
ベンチャーは、社長以外横一列

僕がいたメガバンクでも、非常に優秀な上司や先輩がいました。
彼らから学んだ仕事の取組み方や取引先との交渉、数字管理等々、言い出せばきりがないほどあります。
大企業には、その道10年20年のベテラン社員がおり、営業、財務、マーケティング、総務、あらゆる面でそのエキスパートがいます。
そして、彼らがどのように働いているか、いかにタスクをこなしているか、その仕事ぶりを身近で見られることは、働いている時は気づきませんが、あとになって勉強になっていたことに気付くことが多々あります。

それに対して、ベンチャー企業はどうかというと、
もちろん優秀な上司や先輩はいますが、大企業に比べて、その人数は少ないことが多いです。

中小ベンチャー企業はそもそもの社員数が少ないですし、創業間もない企業には優秀な人材は集まりにくい傾向にあります。
そのため、ベンチャーの場合は、社長は優秀ですが、一人で切り盛りしなければならず、他の社員は社長の言う通りに行動するだけ、というワンマン経営になっているところが多いように思います。

有能な人材が集まる場所で学ぶということは、自分の向上意識を潜在的にも刺激し、競争意欲を沸かせます。
そういう意味では、優秀な人材が多数集まる大企業は、無意識にでも学べる環境が整備されているといえるかもしれません。

大企業は、多数の同期と助け合いながら成長できる環境がある
ベンチャー企業は、同期はほとんどいない

新卒社員の場合は、これが一番大きいかもしれません。

大企業の場合は、一度に採用する数が数百人から数千人規模です。
その為、内定の頃から、多数の同期と知り合い、友好関係を育むことができます。

そして、優秀な同期と競い合うことも自己成長に非常に有益な環境にあるといえます。
さらに、先輩上司には頼めないような仕事でも、別部署の同期にお願いできたり、知恵を貸してもらえたりと、仕事の面でも非常に助かります。

自分が仕事で悩んだり、落ち込んだ時、相談できるのも同期だったりします。そして、辛さを分かち合えるのも同期です。
そういう面でも、同期の存在は非常に大きいといえます。

一方、ベンチャーでは基本的に同期はいないことがほとんどです。

新卒採用をしている場合は同期ということももちろんありますが、即戦力を必要とするベンチャーでは中途採用で入社する人が多い傾向にあります。
そうなると同時入社は比較的少なく、同じスタートから競い合える人はいません。
その為、先輩をライバルとして競うか、自分との戦いを進めていくか、という状況が多いと思います。

2.福利厚生面

ちなみに福利厚生面ではどうなのか、ということも述べたいと思います。

これは絶対にそうとは言い切れない部分もありますが、基本的には大企業の方が福利厚生面は「圧倒的に」良いです。

例えば、僕が働いていた大企業では長期休暇制度だけでなく、ミニ連休取得制度、全国のホテルやサービス施設で利用できる割引会員制度等、様々な福利厚生が用意されていました。
仕事が忙しいときは、逆に休まなければいけないことが辛い時もありますが、残業規制もあり、オンとオフのメリハリはつけやすかったです。

ですが、創業間もないベンチャー企業では、当然といえば当然ですが、そのような福利厚生制度はありません。
タスクを任される度合が高ければ高いほど、有給を使うことには抵抗を感じますし、残業しても残業手当も出ません。それに、病欠などで欠勤しても有給扱いにはならず、欠勤扱いとして基本給からその分がカットされる企業もあります。(僕の働いているところもそうですが、これが結構つらいw)

今の時代、どの企業でも安定しているとは言えませんが、より安定した生活を目指すのであれば、コンプライアンスの面からもやはり大企業の方が制度面は優れいているでしょう。

3.まとめ

大企業とベンチャー企業を教育環境と福利厚生の点で比較してみましたが、
共通していえることは、大企業では“環境が用意されている”ということ。
一方、ベンチャーでは、自分で自分の“環境をつくっていく”ことが求められています。

ただ、自己成長という点に関していえば、大企業で働くにしても、ベンチャー企業で働くにしても、結局重要なのは自分が学ぶ姿勢をもっているかどうか、向上する意欲があるかどうか、にかかっていると思います。

そして、自分がどのようなスキルやノウハウを得たいのか、目標を明確にもって取り組むことが出来れば、それぞれの環境を十分に活かしていくことが出来るでしょう。

自戒の意味も込めて今回書いてみましたが、僕自身もそのことを意識して、日々の仕事に取り組んでいきます!

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