東大首席弁護士「山口真由」氏の科学的努力論が仕事にかなり使える

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「『努力』とは抽象的な『才能』ではなく、具体的な『技術』の集積である」

と、東大首席弁護士「山口真由」さんは、著書『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』の中で述べられています。

本書は上記コンセプトのもと、「努力」するための具体的な方法論を、山口さんご自身の経験を踏まえてまとめられたものです。

通常の仕事にも非常に活用できる内容が多く、ビジネスマンにとって非常に良書ですので、著書内から厳選した方法論をご紹介したいと思います。

山口真由氏の経歴が、とにかくすごい

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著者である山口真由氏は、とにかくすごい経歴の持ち主です。

1983年、北海道の生まれで、2002年に東京大学法学部に入学されました。

そして、なんと在学中の大学3年生で、司法試験に合格。
さらに、大学4年生で国家公務員第Ⅰ種試験にも合格されます。

2006年には、東京大学法学部を首席で卒業し、財務省に入省。
その約3年半後の2009年9月、弁護士登録を行い、現在は企業法務と刑事事件を扱う弁護士として働きながら、テレビメディア等でもご活躍中です。

経歴を見ると、持って生まれた才能に溢れたたいへんな天才ですが、ご本人曰く、「誰よりも賢い『天才』ではなくて、誰よりも努力することで、東大を首席で卒業した」と述べられており、圧倒的な努力量をこなしていることがうかがえます。

(画像出典:http://www.takethink.jp/

天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある

厳選、仕事に活用出来る8つの努力方法論

著書『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』では、これまでに蓄積した37つの努力の科学的な方法論を紹介されています。

中には、あらゆる試験に対する具体的なハウツーも記載されていたり、山口さんが提唱する「7回勉強法」についても記載されていますが、今回は特に日頃の仕事に役立つノウハウ部分を「10の方法」として、厳選してまとめました。

方法1 不得意分野の努力は止める

「自分が苦手な分野で闘うというのは、それに伴う苦痛が非常に大きいわりに、効果はあまり高くない。その結果、決して長くは続かない」のだと著者。

だからこそ、不得意な分野を改善しようと努力するのではなく、自分の得意分野にフォーカスして努力するべきであると述べられています。

年功序列や終身雇用が崩れつつある現代の社会においては、全てが可もなく不可もない人材ではなく、誰よりも「とがった能力」をもつ人材が求められています。

その為、自分の長所を伸ばす努力をして、「とがったプロフェッショナル」を目指すべき。と山口さんは述べています。

方法2 自分の得意分野を見つめる4つの指標

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「自分の得意分野が何なのかわからない」という方に対し、山口さんは“自分の得意分野を測るための4つの指標”を紹介されています。

その指標とは、

  • 「読む」
  • 「聞く」
  • 「書く」
  • 「話す」

という、非常にシンプルなものです。そして、

  • 「読む」「聞く」ことについては、「インプットする力」であり、内向的タイプ
  • 「書く」「話す」ことについては、「アウトプットする力」であり、外交的タイプ

と便宜的に大別されています。

この4つの行動について、自分の能力を評価すれば、自分の得意分野が見えてくると述べられています。
そして、自分の得意分野が見えれば、その能力を伸ばすように努力していけばいいということです。

方法3 上位3分の1に入る

これは、山口さんが東大を首席で卒業した際に見つけた「3分の1ルール」というものです。

著書内から引用すると、

1番を取るということは、非常に狭いゴールを狙うことです。一方、じつは東大を首席で卒業というのは、常に上位3分の1に入るという目標を達成し続けただけなのです。

そして、この上位3分の1に入ることは、じつは努力だけでできてしまうのです。

とのこと。

そして、これは学業だけでなく、ビジネスでも通用するもので、営業成績などでも1番をとることは非常に狭き門ですが、上位3分の1に入ることは努力で勝ち取れる「努力圏内」です。

しかし、コンスタントに上位3分の1に入れば、周囲から評価を得ることは可能ですので、
人生を成功に導くには、コンスタントに上位3分1を目指して努力することが大切だと述べられています。

方法4 努力目標をパスワードに設定する

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デスクワークを主に行う人の場合、努力目標を紙に書いて、デスクの前に張り出したり、PCの待ち受け画面に目標を表示させたりしている方もいるかもしれません。

これは「いつも目標を心がけるため」という理由で行われているのでしょうが、実際に生活していくと、徐々にそれが普通になり、せっかく掲載していても目標に対して意識もされなくなってしまうケースがほとんどです。

そこで、“努力スイッチ”を発動させる方法として、「パソコンのログインパスワードを努力目標のキーワードにしてしまう」ことが述べられています。

パソコンのパスワードであれば、毎日必ず入力するものですし、他の人にもバレずに続けられるメリットがあります。

また、目標を入力し、意識することで、パソコンでの無用なネットサーフィンなどで時間の無駄遣いを防ぐことにもつながるとのこと。

この方法については、海外のデザイナーさんの記事『パスワードを自分の目標にしたら人生が変わった話』などでも実践されている方法です。

せっかく目標を決めても、日が経つにつれて、すっかり忘れてしまい続かないという方は、一度お試しあれ。

方法5 陰の努力ではねぎらいは得られない

「努力はまわりに見せるべき」とのこと。

日本社会は努力をしている人に優しく、結果だけでなく、努力に対しても評価をしてくれます。

ですので、努力をまわりに公言し、評価やねぎらいをもらうことで、努力を続ける環境をつくることができる、と述べられています。

社内営業が苦手な方の場合、まわりのご機嫌をとる代わりに、努力の姿勢を見せていくことが、仕事環境に良い影響を与えてくれそうですね。

方法6 自分との戦いに持っていかない

山口さんは著書の中で、努力をするためには「ライバルが必要」であることを述べています。

努力をする際に、もっともやってはいけないのが、「自分との戦い」に持っていくことです。

私たちのような普通の人が「自分との戦い」に持っていくと、たいていはうまくいきません。
孤独な戦いに挑むよりも、ライバルと一緒に頑張るほうが続けることができます。

仕事をする上でも、目標を決めるだけではなく、自分のライバルを見つけることで、努力を続けていく環境をつくることができるでしょう。

方法7 努力の対象は「ひとつ」に絞る

山口さんは大きなプロジェクトなどの仕事に打ち込んで、努力している時は、ダイエットはせず、甘いお菓子や夜食をいつでも・どれだけでも食べていいと決めているそうです。

その理由として、著書内では下記のように述べられています。

人間は、ストイックにできてはいません。努力をすることはストレスにもなりますから、それ以外のところでは、しっかり努力をした自分をねぎらい、ご褒美をあげなければなりません。

二兎追う者は一兎も得ず。

努力をする対象をひとつにしぼることで、全力で目標に対して打ち込むことができるようになります。

(ただし、この方法を他のことをしない、体裁の良い言い訳にしないように注意した方がいいですね)

方法8 ルールに「抜け道」を作る

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ルールを決める際には、必ず「抜け道」が必要であるとのこと。

抜け道のない厳格なルールを自分に課すと、一度でも破ってしまった場合に、なし崩しで破ってしまい、結局、それまでの努力が水の泡になってしまいます。抜け道をつくることで、ルールを守り通せることにつながるようです。

また、あえてひとつの「抜け道」をつくることで、他の抜け道を許さなくする効果もあるとのこと。

理想論に偏らず、厳格の中にも現実味を入れていくことで、継続的な努力が可能なんですね。

【例】
・「みずから遊びを提案してはいけない。また、人の誘いは2度まで乗ってはいけない。ただし、3回目は行ってもいい」
・「禁酒をすること。ただし、祝いの席での飲酒はよしとする」

まとめ

いかがでしたでしょうか。山口さんの提唱する努力論は、抽象的な根性論ではなく、目標を達成することを見据えた科学的なハウツーです。

全体を通してストイックではありますが、理想論に走らず、現実的に運用が可能なノウハウになっているので汎用性があると思います。

他に気付いた点として、山口さんは努力の方法として、色々な場面で「ひとつに絞る」ことを行われています。

例えば、上記でご紹介した「努力の対象はひとつに絞る」以外にも、「教本は一冊にこだわる」、「道具はひとつにこだわること」などもあります。

さらに、最初にご紹介した「不得意分野の努力は止める」というものも、言い替えれば「ひとつの得意分野に集中する」といえるでしょう。

「ひとつ」のこと絞ることで、時間や努力量を集中させ、目標達成出来ることにつながるのだろうと思います。

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